新作能披露 終了

ほぼ満席の中、生まれたばかりの能が演じられた。

この能を、育てるか、葬るか。
能は、育つ芸能な気がする。
演じ手が育つことでもあるし、
観客が育つことでもある。
演目も・・・やはり育つのだ。

もし、この新作能が、100年演じられ続けたとしたら、
今回目にしたものとは、まるで違っていて、同じなのだろう。
もっと音も、動きも、圧縮され、密度が濃くなり、
一瞬の静けさが、悠久を垣間見せたりするだろう。

そこまで育てる気長さ。待ち続け、世代を超えて活かすことに
意味を見出し、それを愛でる心。
生まれたものを大切に、磨きをかけ、佳いものにする気構え。
長年、日本の風土に根ざしていた心意気。

観客の子ども達の何人かが、食い入るように見ていた。
彼らが育てることになる・・・のだろうか。
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by yui-aoyama | 2007-09-10 23:37 | 裏方
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