私が長谷直美さんを確かに覚えているのは、日テレのゴールデンタイムの青春ドラマで、高視聴率で製作放映回数が最終的に三倍くらいにまで伸びたという、鎌倉を舞台にしたドラマで、所謂ヒロイン、マドンナ役、しかもかなりお転婆で男前な女の子役(けれど、意外と泣き虫というか、ホントはとっても女らしい優しさや気配りのある子)だった。考えてみたら、好きだと言える数少ない女優さんの一人で、お芝居をやりたい、特に映像に興味を持ったのはこの人が居たからじゃないかと思う。
その長谷さんが、なんとディナーショーをやるというので、聴きに(どっちかというと観に)行ってきた。 日本でディナーショーっていったところで、そんなに豪華なのって余り見かけない。たぶんどこかで誰かがやっているのだろうけど、それらに参加するにはケタが違うし、言ってしまえば「用がない」。では、払える範囲でのものとなると、そこそこのホテルの大広間でやるといっても、この頃ではたかが知れている・・・ので、通常は行こうと思わない。だけど、場所と出演者を見ていて行くことに決めた。 ディナーショーって大抵は音楽のコンサートが一緒になっているものだ。食事をゆったりとしながらだったり、食後のひと時を音楽を聴いてゆったり楽しむ…というところがポイントなんだけども、それだけの長い時間、たぶん私は普通だとあきちゃう。よほどのことが無い限りは。長谷さんのは、プログラムに芝居があると書いてあった。女優だから、やってもおかしくはない。あの会場で芝居と歌と…どんな風に仕上がるのかに興味があった。長谷さんが年月を経て、噂ではイギリスで演劇を学んで帰ってきたという。たぶんアクターズゼミだろう。 結論から言うと、すっかりディナーショーを楽しんだ。 演奏者は皆一流のミュージシャンで、そのサポートで、長谷さんは旧知のブラザーコーンさんや、黒住憲吾さんを交えて、初めてのディナーショーを楽しんでいる。大変だろうな…と思いつつ、それらいろいろを含めても、アンコールの拍手をするだけのものだった。。。来年もやるのかな。少し企画は練り直すだろうけど。数年後、還暦だと話していた長谷さん。もっと遊び心を持って、素敵なステージを造ってみせてください。 と、ここからは、制作的な話。客として行って、かなりがっかりしたのは、制作する側は、もしかして単なる内輪パーティーのつもりだったんだろうかということ。受付の応対、テーブルの割り振り、チケットの確認、会場の席案内に至るまで、こんなに素人然として平気でいられる感覚がわからない。(わかるけどね) ショーの入口がアバウトだと、それだけでグレードが下がる。それとたぶん、招待のお客様。ショーの後の打ち上げの席まで、打ち解けた声掛けは控えるなり、少し考えてあげればいいのに。特に身内なら。それと、煙草と電話。食事をしている会場で、ドタバタ移動してせわしなくしなくてもいいのに。ショーの間はゆったりしてれば?せっかくだから。 (このあたりが、日本でのディナーショーには余り興味がわかない理由でもある。歌舞伎や能楽等の公演の方が、こなれている。気の利いたレストランやバー、カフェなどで、美味しい食事をしながらライブを楽しむ方が、今の日本人向きなのかもしれない)
by yui-aoyama
| 2014-12-17 01:18
| 街角
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