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あなたの心の軸はなんですか?

先日発行された「思いやりの日本人」のカバーに書かれた一行である。
実は、昨今の「思いやり」という言葉の使われ方に疑問を感じることがしばしばあった。
いったい、この本の「思いやり」とは何を指すのか興味があって手に入れた。

今日、本を受け取ってから、今まで、まだ数十頁しか読んでいないが、
本当の「思いやり」のこと、日本人の日本人たる資質のこと、
私が漠然と感じていた、平成の時代の違和感や不気味さのこと、
それらが、分かりやすく書いてあった。

著者は団塊の世代だという。
心がしっかりと根を張っていた世代(末期)といえるのかもしれない。
その後、次第に心が浮ついたまま生きて、大人になる人々が増えていった。
物質的に満たされた世の中、誰もが中流などと言われた時代。
さらに、様々なことを効率、公平、標準化=マニュアル化と数字で切り分けて
いったが故の弊害。
表面だけ繕い、おしなべて同じ受け答えができる人が増えても、
心が伴わない、空虚な世界。
日本の社会に少なくとも昭和までは存在していた、
自然の力とでもいうか、見えないこの世界の法則たるものに対する畏敬の念を
忘れたが故の、心の問題。

今、なんとなく昭和の時代がブームなのは、
忘れ去られた心の交流を思い出そうとしているようでもある。

人は、心あるからこそ、人である。
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by yui-aoyama | 2007-04-28 23:57 | 人・自然